境界性人格障害

境界性人格障害とは、その定義を明確にすることが難しい疾患なのですが、
一人の人間の行動に一貫性がなく、常識では考えられない秩序で自分を
守ろうとする疾患、と言えばいいでしょうか。

例を挙げると、一日に何度も鏡を見る人は少ないと思いますが、
境界性人格障害の人は、自分にうっとりしながら何度でも鏡を見ることが
あるのです。

また、心の中で思考のバランスが極端に悪く、人に対する評価でもある時は
「この人は超いい人!大好き!」と過剰なプラスの判断をするのですが、
同じ人に対して翌日「やっぱあの人は最低!」と今度は過剰なマイナスの
判断をします。

自分のしていることに、一貫性がないことがよくわかります。

このようなことが起こる最大の原因として、母性愛の欠如が挙げられます。

母親がわが子に無関心で、赤ん坊の時から母親に無視されて育った場合、
当然ながら愛情が欠如してしまいます。

そこには「親に守られている」という意識の欠如も当然あるでしょうから、
自分で自分を徹底的に守るしかない、と無意識に結論づけてしまいます。

そうなると、自分が可愛くてしょうがなくなり、激しい自己愛で周りへの
評価を歪めていくのです。

つまり、人格障害の根本には、幼少期の親との関係が、大きく結びついている
と言うことができると思われるので、治療では心のケアが最も大事になって
いくことでしょう。

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