家庭環境によるもの
家庭環境は、精神構造に一番大きく係わっていると思います。
両親の職業だけが大事とは言えません。
特に日本は序列社会ですから、○人兄弟の△番目、ということも大きく
影響します。
また、親の側が子供を無意識に差別していることもあると思います。
何となく二番目の子が可愛くて贔屓目にしてしまう、とか、
この子は頭がいいのに、何で下の子はダメなんだろう?と思ってしまう
親もいるでしょう。
ある精神医学の学者が、
「子供を平等に育てるのではなく、子供の色を識別しなければならない。
色盲の親には子供の要求がわからない」
と言っていたのを覚えています。
子供にも個性があり、また考えていることもその子供次第、同じ家庭に生まれた
からといって、全てが平等であってもいけないし、顕著な贔屓もいけない。
子供の持つ「個性」「感受性」という色を見分け、その色のものを与えて
あげなくてはならない、というのです。
確かに、親が「こうなってほしい」と願うのは、ある意味
「子供を親の色に染める」ことにもなり兼ねません。
しかし、そのような親が増えていき、子供に自分の望みを全て託そうと
することが増えてきているのではないでしょうか?
勿論、子供への無関心も、「自分の色だけで生きている」と言えるでしょう。
子供との距離の置き方や接し方を、子供の目線で行うことができなくなった時、
その子供が精神バランスを崩すきっかけを作ってしまうのかも知れませんね。