SAD(社会不安障害)

SADは、現代人の中に相当数いるものと思われる、一般的な疾患で
10人に1人以上の割合でいるとも言われています。

SADとは、昔で言う「あがり症」のことです。

ひと昔前まで「あがり症」は、本人の性格上の問題、個性の問題として、
深く研究されることはありませんでした。

しかし、近年アメリカで「薬物療法などでも治せる精神疾患の症例である」
との報告があり、広く認知されるようになったのです。

SADの患者は、大人数の中にいると緊張する、というだけでなく呼吸が
おかしくなったり、発汗したりと、身体症状に異常が出てきます。

ラッシュ時の電車、都心の混雑などで「自分は無事でいられるだろうか?」
という不安にかられ、その不安から解放されずに本当に呼吸が苦しくなる
ケースもあります。

つまり、SADとは、個性の問題から離れ、生活に支障をきたすまで症状が
出てしまう状態のことなのです。

ただし、人が密集した場所にいるから怖いので、それは対人恐怖症ではないか?
と思われる方もいると思いますが対人恐怖症は、自分が原因で
「周りに不愉快な思いをさせてしまう気がするな」という、自分が原因を
作ってしまうタイプのことで、SADでは自分の存在そのものが回りに
迷惑なのではなく自分に起きるであろう症状に対する恐怖で、人込みに
行けないような状態のことです。

また、人込みだけでなく、緊張を強いられるような会議や対人関係などで
特別症状が強くなる場合も、SADに含まれます。

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