うつ病になる原因
うつ病になる原因には様々なことが考えられますが、一番大きい原因は、
愛する人を失ったことや、自分の健康状態が決定的に悪くなった
(癌を宣告される、体が不自由になるなど)ことなどです。
この時点で「うつ」とは言えないのですが、これがきっかけとなり、
脳内物質がどんどん減少していくことが考えられます。
また、突然の環境の変化も、うつ病の原因としては大変大きいです。
何も住む場所が変わるというだけでなく、結婚、出産、新しい学校への入学
という生活の変化もまた、心の大きな負担となります。
人にはそれぞれ適応能力の違いがあります。
慣れない環境にいるということは、極度の緊張を強いられることになります。
パーティーに参加したことのない人が突然大きなパーティーに招待されて、
何時間も社交をしなければならなくなったら疲れてしまうと思いませんか?
また、気の合わない人と長時間一緒にいれば、「イヤだなぁ」というマイナスの
感情を長時間持続させることにもなります。
許容範囲を超えて、不快な場に長時間居ることは、心のバランスを崩していく
ことにもなるのです。
つまり、ストレスに長い間さらされるということでもあります。
このようにメカニズムだけ見れば簡単ではありますが、人間は社会に属し、
時には不本意な状況にも居なければなりません。
ストレスが完全にない状態に身を置く、努力はできても、やはり多忙な
現代人には難しいことなのかもしれませんね(苦笑)。