リストカット症候群

リストカット症候群は、統合失調症患者に、一番多く見られる疾患の一つです。

リストカット症候群(手首自傷症候群)とは、刃物で手首に傷をつける
自傷行為ですが、自殺願望があっても自殺するケースは殆どありません。

つまり、死にたいという願望と死にたくないという願望の狭間で、
このような行動を取ってしまうということが考えられます。

リストカットをしたいという願望はほぼ衝動的に起こるもので、計画性の
あるものではありません。

このため精神コントロールが難しく、癖になると何度でも繰り返す傾向が
あります。

では、なぜリストカットへの衝動にかられるのか?

勿論これは精神医学的なことで、明確には原因を特定できないものでは
ありますが、簡単に言えば「過去への執着、未卒業」ということが
考えられます。

親から構ってもらえなかった、あるいは虐待を受けたという子供が、
一定の年齢になるとリストカット行為を始めます。

リストカットは、目に見えやすい傷ですが、これは心の傷を表している
とも言われます。

つまり、心の傷を、よりわかりやすい形で示すことで、親や周りに自分の
存在を気づいてもらいたいのです。

普通、人間は親元から自立していくものですが、幼少期の傷ついた過去が
原因で自立にまで至ることなく、親への執着を続けてしまう。

いつまでも親に振り向いてほしいと願ってしまう究極の手段が
リストカットとも言われています。

ですから、このような行動の裏には必ず家庭環境が絡んでいると考えて
間違いないでしょう。

主な症状の関連記事

統合失調症
リストカット症候群
パニック障害
SAD(社会不安障害)
強迫神経症(強迫性障害)
PTSD
摂食障害(別名:中枢性摂食異常症)
境界性人格障害
注意欠陥・多動性障害(ADHD)

ページのトップへ▲

はじめに
現代人の思考
戦後社会から見る精神遍歴 〜団塊世代の奮起〜
団塊世代二世から今までの社会
抑うつ状態・うつ病
抑うつ症状・うつ病とは
うつ病になる原因
うつチェック
躁うつ病(別名:双極性障害)
主な症状
統合失調症
リストカット症候群
パニック障害
SAD(社会不安障害)
強迫神経症(強迫性障害)
PTSD
摂食障害(別名:中枢性摂食異常症)
境界性人格障害
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
精神疾患を患う原因
家庭環境によるもの
不安定なアイデンティティによるもの
経験によるもの
遺伝的原因によるもの
薬物乱用によるもの
治療法
薬物療法
SSRIとSNRI
電気けいれん療法
認知療法
行動療法
催眠療法
精神分析
アニマルセラピー
デイケア
自分でできる予防と状況悪化の阻止
日記を書く
香りによるリラクゼーション
趣味の要素の有効活用
日常生活の維持
その他の情報
自立支援法について
サブメニュー
このサイトについて
管理人プロフィール
お問い合わせ
リンク集