香りによるリラクゼーション
皆さんは、普段どれだけの香りに囲まれて暮らしていると思いますか?
香りの効果は計り知れないものがあります。
勿論、一般的に香りグッズといえば、香水やアロマセラピーなどがあります。
確かにそこにはリラックス成分が沢山詰まっていて、その時の体調によって
成分を変えるなどの工夫をすることもできます。
しかし、精神疾患になった方には、そのような調合はあまり関係がないように
思います。
私の知り合いが、叔父さんのところに行った時、リビングに通されるや否や、
呼吸が苦しくなったそうです。
しかし、いざ叔父さんの部屋に移動すると、そこには懐かしい香りが
立ち込めていて、落ち着ける環境があって、息苦しさはぴたりと収まった
とのことです。
私たちの身の回りには、生活臭と呼ばれるものが存在しますよね?
例えば、畳の香りが落ち着く人もいるでしょうし、書籍からにじみ出る紙や
印刷物の臭いが落ち着く人もいるでしょう。
昔から食べていた母親の手料理の匂いなんかも、十分にリラックス効果が
あると思います。
最大のポイントは、精神的に追い詰められたときに、少しでも落ち着くものが
身の回りにあればいい、ということです。
わざわざリラクゼーショングッズを大量に買ったところで、宝の持ち腐れと
なってしまうでしょう。
お金をかけてリラックスするより、むしろ身近にある香りを見つけるほうが、
精神的には、安心できる状態にまで戻れる可能性があると思います。